最短攻略のテクニック


基本事項の組み合わせ

ピカルームではいくつもの最短攻略を成立させる為に、様々な試行錯誤を重ねてきました。
その過程において多数見出されたゲームプレイのテクニックのうち、いくつかを紹介したいと思います。

これから紹介するテクニックは、基本のゲーム操作を組み合わせただけのものです。
可能な操作は全てのプレイヤー共通のものですから、やっていることは別に特別なことではありません。
一秒間にAボタンを16回押す局面は、ファイアーエムブレムには存在しません。

例えば、無力化できる敵(弓兵など)を先頭にして敵の大群を一点で止めて封殺するといった技術は、
気付いてしまえば単純なものですが、この状況を意図的に成立させる為には「敵の行動順」をはじめとした
様々な情報が必要になります。大切なところはそこです。
基本的な事項を組み合わせるときに、「どういった考えで組み合わせるのか?」という点が大事なのです。
また、その技術を用いてどういう得があるのか? という点も大事です。


戦略と戦術の違い

【戦略】 長期的・全体的展望に立った闘争の準備・計画・運用の方法。
      戦略の具体的遂行である戦術とは区別される。
【戦術】 個々の具体的な戦闘における戦闘力の使用法。
      普通、長期・広範の展望をもつ戦略の下位に属する。


ゲーム操作の大半を占めるのは「戦術」です。ファイアーエムブレムは戦術ゲームと言って良いでしょう。
戦いの舞台となる大陸をどのように進んで行くか? どういった立場で戦闘を開始するか? というような
戦略的な要素については、SRPGというゲームジャンルの「RPG」という部分によって大きく制限され、
ストーリー進行にプレイヤーがあまり介入できないので、「戦略」に頭を悩ませる必要はありません。

ただ、唯一戦略的な要素があるとすれば、複数章に渡っての地道な下準備を必要とする各種計画です。
具体的には杖レベル計画や、軍資金・アイテムの運用計画などです。これらはゲーム画面を離れて
各種データを基に紙とペンで立てる計画です。ゲーム中では結局「戦術」としてどのユニットに何をさせるか
という具体的行動に変換されるのですが、まあ「戦略的要素」と言い切って良いと思います。


騎兵の引っ張り合いによる全速移動


GBAシリーズでのみ可能な移動距離を稼ぐテクニックです。
お互いを救出しあえるというシステムの特徴を活かして、同行している騎兵ユニットを進行方向側に降ろす
ということを繰り返します。ターン数が多くなるほど、稼げる距離が増えます。


上段は単純な移動のみの進軍。下段は救出と降ろすを使った全速での進軍。緑馬を2マス先に置ける。

2ターン目終了時には、降ろされた緑馬が青馬より先行する形になります。この進軍方法をさらに続けると、
3ターン目終了時に緑馬(同行青馬)、4ターン目終了時に降ろされた青馬が緑馬より先行する…となります。
4ターン目終了時には、通常の進軍と比べて、青馬と緑馬をそれぞれ2マス先に配置することができます。

最短攻略では、聖魔5章外伝(現行窓)などで用いています。
そのターンで救出される予定のユニットは、最終的には再移動で所定の位置まで引っ張られて行くので、
救出されるまでは自由度の高い行動ができます。行動力を無駄にしない最適な進軍を目指しましょう。

応用として、騎馬3体による引っ張り合いもあります。間に1体挟まるので、より進軍方向側へ降ろせます。



メガザル


メガザルというのは、ドラゴンクエストシリーズに登場する魔法です。
自らの命と引き換えに、力尽きた仲間を蘇らせ、さらに仲間全員の体力を完全に回復させます。
ファイアーエムブレムにおいてメガザルの魔法が使えるというわけでは無いのですが、
自らの命と引き換えに、自軍ユニットの行動力を回復させることが可能なシステムが存在するので、
ドラゴンクエストシリーズのメガザルに倣って やまけんさんが名前を付けられました。

メガザルが最も効果を発揮するのは、『封印の剣』です。
「踊る(奏でる)」コマンドで再行動させた時とほぼ同じ効果を得ることができます。
『トラキア776』でも似たようなことが出来ますが、行動力を回復させることができません。
こちらはワープの杖のような効果を得られると言った方が近いかもしれません。
『烈火』以降では、降ろされたユニットは行動済み状態になっています。
敵ターンに降ろされることによって、次自軍ターンでの行動開始位置を変えることができますが、
現時点では最短攻略において有効な局面は発見されていません。

このテクニックを用いるには、「ユニットの生存  ターン数短縮」という覚悟が必要です。

トラキア776でのメガザル

条件1:担がれるユニットが未行動
条件2:担いだユニットが敵と戦闘して倒される

「未行動状態で担がれたユニット」を担いだユニットが敵と戦闘して返り討ちに会うと、
同行ユニットがいなくなった 「未行動状態で担がれたユニット」は、未行動状態でその場に降ろされます。
『トラキア776』では、同一ターンに人交換を何度でも行えるので、未行動ユニットを交換させられた
自爆ユニットが移動後に再行動♪を出して、更に移動をしてから戦闘をすると、より実用的です。
乱数調整を用いて移動力を上げていれば、20マス近い距離を稼ぐことも可能です。
その移動距離分だけという制限がありますが、ワープの杖で飛ばされたような効果があります。

最短攻略では、トラキア13章(現行窓)で用いています。
この攻略では「自爆するユニットを運ぶために別のユニットを自爆させる」ということを行っています。
降ろされた自爆ユニットは再行動♪を出して、さらに遠くで未行動リーフを降ろすことに成功しています。



封印の剣でのメガザル

条件1:救出されるユニットは、救出される直前の行動で「待機」コマンドを選ばない
条件2:救出したユニットが敵と戦闘して倒される

踊り(奏でる)を用いずにユニットを再行動させるという、衝撃的なテクニックです。
担ぎ手が倒されると、救出されていたユニットはその場か近くの移動可能な地形に降ろされるのですが、
このとき、行動済み状態が解消されて再び動けるようになっています。

ちなみに、救出される前に「待機」したユニットは、再行動後、移動して待機することしができない上に
一度カーソルを合わせたら待機するまでキャンセルが不可能になってしまいます。
制圧コマンドも使えないため、移動距離を稼ぐときくらいにしか使えません。
対処方法としては、聖水やドーピングアイテムを使うなどして行動済みにする、などが挙げられます。
物交換をして行動力を消費した場合、どうやら待機と同じ扱いになるようです。

最短攻略では相互リンク先の空も飛ぶ-攻略日記(別窓)さまの封印最短攻略において用いられています。
リンク先ページ中段の3ターン目の攻略記事で、メガザルの一連の流れを見ることができます。


1ターンで出来ること


1ターンの内に出来ることは色々あります。移動して攻撃するだけでは最短攻略は成り立ちません。
「行動力を消費する」ということが、どういうことかを理解する必要があります。
シリーズによって細かなシステムが違うので、思い込みを無くしてプレイすることが大事です。


紋章の謎 「宝箱」「扉」「跳ね橋」コマンド

『紋章の謎』では、これらの特殊コマンドを使用した後でも「攻撃」や「道具」コマンドを選択出来ます。
具体的には「宝箱」コマンドで入手したアイテムを、同一ターン内に「道具」として使用することが出来ます。
また、特殊コマンドについては行動力の消費が無い為、何度でも行うことが可能です。
具体的には「宝箱」を開けて、隣接する「扉」を開けた後に、範囲内の敵に攻撃することが出来るのです。

最短攻略では、紋章第1部10章(現行窓)で用いています。
武器を装備をしただけで行動が終わってしまう『暗黒竜』とは大きな差ですね^^。



聖戦の系譜 再移動後の「話す」「入る」コマンド

紹介するまでもないかもしれませんが、騎兵ユニットとナイトリング持ちユニットにのみ許された特権です。
具体的には、戦闘した後のキュアンが、再移動してフィンに話して勇者の槍イベントを発生させたり、
制圧直後のシグルドをリターンしたエスリンが、再移動して城に入り闘技場で7人抜きをしたり出来ます。
『聖戦』は特に1ターンあたりの攻略濃度が高いので、システムをより深いく理解することが必要です。

最短攻略では相互リンク先のMINMEI■BOOKS(別窓)さまの聖戦オールA最短において用いられています。
リンク先ページの9ターン目と12ターン目の攻略記事で、上記の例の一連の流れを見ることができます。



トラキア776 再行動♪ × 再行動♪で6回行動  武器経験値稼ぎ

1ターンで同一ユニットが6回行動できるテクニックです。
1回目の行動の後に再行動♪を出して、2回目の行動をします。
 ラーラで踊ります。ラーラは再行動♪を出しておきます。
3回目の行動の後に再行動♪を出して、4回目の行動をします。
 ラーラで踊ります。ラーラは再行動済みフラグが立っているので、再行動は出せません。
5回目の行動の後に再行動♪を出して、6回目の行動をします。

最短攻略では、トラキア14章(現行窓)で用いています。
1ターンの内に左右のアーチを壊滅させるディーン。左下のパウルス隊も1ターンで捌きます。
応用すれば杖経験値を稼ぐこともできます。追撃リブローを使えば、1ターンで36点稼ぐことができます。

武器経験値稼ぎは、リンク先のざぶさんのトラキアSSS 89ターン(別窓)の20章において用いられています。
自軍ユニットが「連続」「突撃」「再行動♪ × 再行動♪」で攻撃をしまくり、敵ユニットに「回避」や「大盾」で
生き残ってもらうことにより、1ターンで最大48回も攻撃をすることができます。50回攻撃すれば武器レベルが
1段階あがるので、これは衝撃のテクニックです。勇者系武器を使えば更に恐ろしいことになります^^;



封印の剣 引き継いでワープ ⇒ 踊られて、引き渡してワープ

1ターン攻略をする時に用いる手段です。1ターン攻略ということは、「ボス撃破役」と「ロイ(制圧)」を
制圧点近くに未行動状態で配置しなければなりません。つまり、ワープを2回使います。

『封印の剣』でのワープの射程距離は「魔力/2+5」なので、単純に対象の2ユニットを飛ばすだけでは
制圧点まで届かない場合があります。その場合、メガザルを目的として対象のユニットを救出した誰かを
ワープするのですが、 「1ターン目に誰かを救出した状態で未行動」という状態を作り出さなくてはなりません。
ワープ術者が一人しかいない場合、踊り(奏でる)はその術者にしか使えませんし、 更に、
特にロイには初期配置という制限があるので、このテクニックを用いないと突破できない局面があります。
ワープ術者に「引継ぎ」をさせることにより、これらの制限をクリアしてしまおうというテクニックです。

相互リンク先の空も飛ぶ*攻略日記(別窓)さまの封印最短攻略14章において用いられています。
19章(別窓)では、このテクニックの集大成ともいえる攻略で1ターンクリアを達成されています。



武器の自動装備


耐久値0の武器が消滅するシステムの『封印の剣』以降で使えるテクニックです。
自軍ターンでの行動終了時に、他のユニットにアイテム交換をしてもらえれば良いのですが、
ペガサスナイトなど、敵陣深くに進攻して単独行動しているユニットなどは、ターン終了時の装備を
思い通りに選ぶことが出来ない場合があります。
そこで、耐久値の少ない武器をアイテム欄の一番上に持ってきて装備しておき、
任意のタイミングでその武器の耐久を0にして消滅させることにより、2番目の武器を自動で装備するという
テクニックを用います。耐久値の具体的な数値や消滅させるタイミングなどは、個々の局面により変化します。
これはテストプレイを重ねて、敵行動順などの把握も含めて厳密に調べ上げる必要があります。
耐久値減らしも複数章に渡る準備が必要で、このテクニックを用いるには厳密な準備が必要になります。

最短攻略では、聖魔15章(現行窓)などで用いています。
直接攻撃をしてくる敵を吸った直後に自分の直接武器を消滅させ、その後の間接攻撃にそなえて
手槍を自動装備します。全て手槍で応戦すると、物理耐久の高い直接攻撃の敵を倒しきれないためです。

ドロップアイテムと輸送隊転送を利用した装備変更のテクニックもあります。
アイテム欄が一杯の状態の時にドロップアイテムを入手し、アイテム欄の一番上の武器を輸送隊に
送ることにより、2番目の武器を自動で装備します。こちらは下準備が不要なので手軽に使えます。